■F-PROT■ |
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■ウィルスチェックの概要
Xmailサーバーの有能な機能としてアンチウィルスソフトとの連携(ウィルスチェック)があります。
これはサーバーに届いたメールに対して自動的にウィルスチェックをする機能で設定により自動駆除や名前変更などができます。
ウィルスを発見した場合、送受信者およびポストマスター(管理者)に通知も出来ます。
(ウィルスを抜き取ったメールを通知しますので安全です)
アンチウィルスソフトはF-PROT(for DOS)のみに対応しています。
■F-PROT for DOS(以降F-PROTと表現)
F-PROTはDOS版に限り無料で使えるアンチウィルスソフトです。
DOS版ですがWindowsでも使用が可能です^^/
日本エフ・セキュア から F-Prot Antivirus for DOS をダウンロードしましょう。
(↑はバージョンが古いですが安定版です)
(本家のFPROT最新版は環境によって動作が不安定らしいです)
□F‐PROTの機能
基本的な操作方法は日本エフ・セキュアさんにあります。←サイトが消えちゃったら困るのでここにコピーしました。
☆スキャン箇所の指定ができます。
ハードディスク
フロッピーディス
ネットワーク
CD-ROM
フォルダー
☆駆除方法の指定ができます。
駆除(確認)
駆除(自動)
削除(確認)
削除(自動)
ファイル名を変更(確認)
ファイル名を変更(自動)
☆ウィルスパターンの更新
手動 ★自動更新法を後述してあります。
☆スキャンタイミング
手動 ★Xmailとの組み合わせて「メールに限りリアルタイム」。
・勿論、普通のアンチウィルスソフト用途にも使えますがリアルタイムではない事に注意。
(定期的に実効させる必要があります)★自動実行法を後述してあります。
□自動更新ソフトの入手
Xmail関連のサイトで紹介されているWGETは私の環境で正常に動作しませんでした。
ふとらさんから入手し正常動作したWGETと設定例を紹介します。これはDLLなど不要で単独で動作します(お勧めです)。
wget153_win32.lzh
wgetは、非対話で、Web(http,ftp)のデータを一括取得するためのツールです。
元はUnix系のツールですが、Windows用にコンパイルしてあります。
(再配布、改造自由なものです*GPL) ダウンロード
*GPLとは
他のフリーソフト用ライセンスと同じようにソフトウエアの自由な改変や再配布を許可しています。これらのライセンスは著作権者の権利を利用してフリーソフトであることを保証するという手法を採っているのが特徴です。
GPLの内容を要約すると(日経Linuxより)
となっています。
GPLの最も特殊な部分が最後の条項です。GPLではフリーソフトを基にしたクローズドなソフトウエアの開発を防ぐため2次著作物にもGPLを継承させます。このため,GPLソフトウエアを利用するプログラムはフリー・ソフトウエアとなります。
Lhaca072.EX
軽く動作する解凍ツールです。
上記2つのソフトを利用してウィルスパターンファイルを自動更新させます。
■インストール
□F‐PROT
ダウンロードした「F-PROT.ZIP」を解凍します(以下、F:\F-PROTに解凍した例で説明します)。
不要なTXTファイルを削除します。
□WGET
ダウンロードした「wget153_win32.lzh」を適当な場所に解凍しましょう。
解凍先のフォルダーから「WGET.EXE」だけをF:¥F‐PROTにコピーします。
これで解凍先フォルダーのすべてが不要ですから削除しちゃいましょう。
□Lhaca
ダウンロードした「Lhaca072.EXE」を適当な場所に解凍(EXEなので実行)しましょう。
(標準ではC:\Program Files\Lhaca\に解凍されます)
デスクトップに出来たアイコンをクリックし下図のように設定します。
★この解凍ソフトはウィルスパターンファイルの解凍専用として使って下さい。
★下記の設定を変えると正常にウィルスパターンファイルの更新が出来なくなるためです。
設定を終えたらデスクトップのアイコンは削除してもかまいません。
□バッチファイル作成
F:¥F‐PROTにメモ帳などで「DL.BAT」と言うバッチファイルを作ります。
内容(下記内容をあなたの解凍先フォルダに注意しながらコピーして下さいね)
#ここから
echo off
f:
cd \f-prot
wget -N http://www.complex.is/cgi-bin/get_randomly?fp-def
"C:\Program Files\Lhaca\lhaca.exe" f:\f-prot\fp-def.zip
wget -N http://www.complex.is/cgi-bin/get_randomly?macrdef2
"C:\Program Files\Lhaca\lhaca.exe" f:\f-prot\macrdef2.zip
#ここまで
1度、インターネットにつないだ状態でDL.BATを実行しましょう(クリックするだけです)。
数分で新ウィルスパターンファイルをダウンロード&解凍まで実行してくれます。
最終的な構成
□タスク(定期自動実行)にDL.BATを登録しましょう。
□Xmailに適用
XmailCFGからウィルススキャンのセットアップをしましょう。
これでメールがサーバーに到達する度に添付ファイルなどのウィルスを自動スキャンし、設定より削除などを行ってくれます。
★他のアンチウィルスソフトとの競合があるそうですが、私の環境(ゾーンアラーム)では問題ないようです。
★ウィルスメールが来た場合、F‐PROTとゾーンアラームが反応しゾーンアラームはポップアップで知らせてくれます。
★ゾーンアラームはお知らせのみであり手動でウィルスを削除しなくてはなりませんが…既にF‐PROT側で削除してくれています。
★したがってゾーンアラームのポップアップで「慌ててウィルスを削除」なんてしなくてもOKです。
■自動実行
ここで言う自動実行とは…F‐PROTは常駐型のアンチウィルスではありません。
したがってアンチウィルスとして使う場合は手動で起動(スキャン)しなくてはなりません。
…非常に手間です(ToT)
タスクで自動実行にしちゃいましょう。
F-PROTのオプションは多様です。上記赤枠部分には下記を例にしてコピーしてください。
F:\f-prot\F-PROT.EXE /HARD /APPEND /REPORT=F:\f-prot\scan.txt /AUTO /DISINF
/DELETE /ARCHIVE /NOFLOPPY /WRAP /REMOVENEW /SAFEREMOVE
また前出のDEL.BATと同様にメモ帳で「SCAN.BAT」を作り下記をコピーして保存、Wクリックで実行って手もあります。
#ここから
F:\f-prot\F-PROT.EXE /HARD /APPEND /REPORT=F:\f-prot\scan.txt /AUTO /DISINF
/DELETE /ARCHIVE /NOFLOPPY /WRAP /REMOVENEW /SAFEREMOVE
#ここまで
オプションの意味は下記の通り
/HARD 全ディスク
/APPEND /REPORT=F:\f-prot\scan.txt scann.txtにスキャン結果を追加保存(/APPENDを取ると毎回上書き保存)
/AUTO /DISINF /DELETE 駆除可能な場合は、駆除。ウイルスを駆除できない場合は、削除
/ARCHIVE 圧縮ファイル(ZIP,ARJ)の内部をスキャン。LHA、RAR及び自己解凍形式は、現在未サポート
/NOFLOPPY FDDはスキャンしない
/WRAP レポートファイル(scann.txt)の文字列を78文字で改行する
/REMOVENEW 新しいマクロウイルスの変種を検知した場合、対象ファイルからマクロを全て除去する
/SAFEREMOVE 既知のマクロウイルスを検知した場合、文書内の全てのマクロを削除
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